日帰り 小豆島【寒霞渓】フェリー(姫路港⇔福田港)路線バスの旅

ふらっと旅

関西から日帰りで小豆島に行ってきました。

神戸からもフェリーが出ているのですが、今回は姫路港から車なしで乗船することにしました。姫路港は以前に日帰りで家島諸島に行った時にも利用しているので、今回で2回目です。

今からこれに乗るんだというワクワク感をくすぐる案内表示。

姫路港ターミナルのいくつかある乗船券売り場の中から小豆島フェリーのチケットカウンターを探します。

今回乗船するのは 9:45発 小豆島 福田港11:25着の「第五おりいぶ丸」です。

乗船前の高揚感がたまりません。

船内の案内図です。

船内は中央にテレビを見ながら雑魚寝ができる広間があります。利用者も少なく快適です。

そして甲板に出てみると・・・これまた気持ちいい海風が頬に当たり快適です。

私は船内のシート席に座りました。

電源コンセントがあるシートもあります。

船内をぶらぶらして船旅を満喫します。モニターでは現在の位置表示もされています。

前回、楽しませてもらった家島諸島が見えてきました。甲板から見る景色、頬に当たる風、本当に気持ちが良く抜群の旅行日和です。行き交う船も穏やかな播磨灘によく似合います。

甲板からフェリーの軌跡を見ると白波が・・・これも船旅の醍醐味ですね。

出港して1時間40分ほどで小豆島の福田港が見えてきました。

小豆島の地に足を着けました。「ようこそ小豆島へ」の看板が旅情をかきたてます。

船着き場ターミナルで前もって調べていた路線バス(小豆島オリーブバス)1日乗り放題チケットを1000円で購入。今回は3回搭乗する予定なので少しだけお得になります。

バスの時間までぶらぶら探索していると、こんなポストを見つけました。青少年育成に相応しくない雑誌を処分するポストです。以前に北海道の網走駅前にも同じようなポストがあったのを思い出しました。

都会ではこの発想というか感覚はないでしょうね・・・。

さて、バスが来たので乗車します。

今回のルートはこんな感じです。福田港から小豆島で1番の観光スポット寒霞渓に行くには、一度「草壁港」で乗り換えなければなりません。最終目的地は「紅雲亭」です。

路線バスで綺麗な瀬戸内海を見ながらゆらゆら揺られて「草壁港」バス乗り場に到着です。ここで寒霞渓に行くためバスを乗り換えます。この「草壁港」のバス停、趣があっていいですよね。トトロの世界観があります。

そしてここから山道を揺られながら登り切った先が「紅雲亭」です。ここからはロープウェイで山頂まで。

寒霞渓までの往復チケット代は1890円です。少しお高いような気もしますが、紅葉の時期なんかは抜群の景観になるので、致し方ないかと思われます。笑

なかなかのハイテクで、タッチ&ゴーで改札を通れます。

最近、ピンクに塗り替えられたロープウェイ。

絶景、絶景!!!紅葉シーズンでないのが残念。

「山頂駅」に到着しました。

山頂駅には眺望が素晴らしいテラス席のあるカフェテリアもあります。

山頂の広場です。実はここまで車で上がってくることが出来るみたいです。

記念に「寒霞渓」の石碑を1枚。

観光地の山頂にありがちな「かわら投げ」。

中央に見えている輪っかを目がけて円盤型の瓦を投げ入れます。

そういえば、小豆島といえば角田光代の小説「八日目の蝉」のロケ地にもなった場所ですね。作品内で母親役の永作博美さんが娘の薫を連れて訪れた場所です。

永作博美さんが薫と見た景色を見に行ってみます。

散策道を歩きます。道中は誰にもすれ違わず、ひっそりとしていました。

到着しました。これが鷹取展望台です。

そして、映画内で永作博美さんと薫が見た景色がこちら。

 

こんなことならもう一度「八日目の蝉」を見てから小豆島に来ていたら、楽しみ方のバリエーションも増えたのに・・・と後悔しながらの1時間弱の山頂滞在でした。

「山頂駅」から帰りもロープウェイを利用します。

何とか帰りの「紅雲亭」発のバスにも間に合い、乗り換えの「草壁港」で一休みです。

「草壁港」は香川県の高松港までの内海フェリーが出ている港です。バスが来るまでまだ時間があるので、フェリーターミナル内に入ってみましょう。

売店にはこんなものが。テレビでも紹介された恋の特効薬らしいです。笑

2階にはお洒落な喫茶店が。水もこんな洒落た緑のボトルで出してくれました。

バスの時刻になったので「福田港」に向かって出発。

これが福田港のフェリーターミナルです。中には小池栄子さんのサイン色紙が飾ってありました。「八日目の蝉」の時のものだと思われます。

この場所、最後に映画内で永作博美さんと娘の薫が引き離された場所です。私が号泣してしまった場面です。

後半は映画ロケ地巡りみたいになってしまっとのですが、これは本当に偶然で小豆島に到着してから分かったことでした。帰ったら早速DVDを借りてもう一度「八日目の蝉」を見なおそうと思っています。

たしか最後の言葉が「その子はまだ朝ご飯を食べていませ~ん」のようなセリフだったような記憶があります。涙・涙のシーンでした。

それでは、15:30福田港発17:10姫路港着のフェリーに乗って帰りま~す。今回はこの辺で。

 

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