関西から2泊3日 函館~青森 2日目【~八幡坂・津軽海峡フェリー・浅虫温泉・青森の夜~】

ふらっと旅

函館2日目です。まずはホテルをチェックアウトして、「八幡坂」に昨日と同じルートで向かいます。

昨日は下からの「八幡坂」でしたが、今日は上からの景色を見に行きます。坂を上るのに息が切れますが、景色を見た瞬間に疲れが吹っ飛びます。

昨日と同じで写真に車が入らないタイミングを待つのが大変でした。笑 この石畳、街燈、海を挟んで正面に見える旧青函連絡船の摩周丸、絶景ですね。さすが日本の訪れたい坂No.1!! 坂の上周辺には函館ハリストス正教会や函館聖ヨハネ教会などの歴史的建築物がずらりと並んでいます。やはり函館は港町、外国人の移住も歴史的に多く、同じ港町神戸の異人館通りに雰囲気がそっくりです。

お目当ての写真も撮れたので散歩がてら金森赤レンガ倉庫を通って函館駅まで帰ります。途中で「コメダ珈琲店」を見つけました。どこにでもあるコーヒーショップですね。

でも、よ~く見てみると・・・。キャラクターがセーラー帽をかぶっています。ちょっとした変化ですが遊び心があります。

そのまま歩いて函館駅前へ。函館といえば朝市。「駅二函館朝市」で海鮮丼でも・・・。と思いましたが、活いか釣堀も大勢のお客さんで賑わっているのでやめておきます。

次に向かったのは青函連絡船記念館摩周丸です。昭和63年まで函館と青森を結んでいた青函連絡船です。石川さゆり「津軽海峡・冬景色」の連絡船のひとつです。

JRの前身である国鉄(日本国有鉄道 Japanese National Railways)時代の JNRマークが残っています。

海鮮丼が食べれなかったので函館駅ビルの中で朝食を食べることにします。駅前にかわいいイカの郵便ポストがあったので、パシャリ。

せっかくの函館ですが、お店がないので 「TULLY’S」に入ってフェーリー乗り場行きのバス出発まで時間調整とスマホの充電です。寒いのであったかいトーストとコーヒーがいつも以上に美味しく感じられます。

津軽海峡フェリーターミナル行は⑪番乗り場です。10:50発のバスに乗車。

11:20到着。ここは津軽海峡フェリーのターミナルで、もう一つ「青函フェリー」も存在しているので乗り場を間違えないよう気を付けなければいけません。私はより観光化されている「津軽海峡フェリー」を選んでネット予約をしています。

乗船予定の「ブルーハピネス」がすでに準備を整えています。乗船ブリッジがカッコいいです。

予約をしていたので簡単に発券完了。12:00出発の14便ブルーハピネス。

少しお高めのビューシートを選びました。乗船して船内案内で座席の場所を探します。座席番号3は赤枠の場所です。

進行方向が見える完全な個人シートです!!

おまけに乗客が少なく、ほら、ご覧のとおり貸し切り状態です!!!

雑魚寝ができるスタンダードの部屋。

景色を見ながら飲食ができる4人掛けテーブル席。

離れ行く函館港・・・。

救命ボートもなかなかカッコいい。

函館山を裏側から見ることができました。

フェリーでお馴染みの現在地モニター。

船内には売店はもちろん、弁当の自販機もあります。「カニめし」が自販機で売っているのを初めて見ました。

購入したあとはレンジでチンするようです。

時々、甲板に出て景色のチェック。進行方向に向かって右側、写真の一番右、これは竜飛崎だと思われます。

進行方向左側、写真の一番左、これは大間崎かな。

青森港が見えてきました。フェリーが係留されているのは「青函フェリー」のターミナルです。右側の建物が津軽海峡フェリーターミナルです。15:40 青森港到着です。

フェリー下船後はバスで青森駅に向かいます。申し訳ないですが、このバスの運転手、めちゃくちゃ運転が下手くそでした。バス内はぎゅうぎゅう詰め、暖房かけすぎ、ブレーキをかけるのも下手・・・。閉所恐怖症の私にとっては地獄の30分間でした。

ようやく青森駅に到着。外の空気が新鮮でしばらくバス停のベンチで休憩してしまいました。それほどバス内が劣悪な環境でした。ふと正気に戻り青森駅を見てみると、「あおもり駅」とひらがなで表記されています!!

さて、ここからは。リサーチ済みの青森グルメを食べに行こうと思います。

味の札幌 大西」というラーメン屋さんです。かなり有名らしく中でも「味噌カレー牛乳ラーメン」が絶品とのこと。

さっそく店内へ・・・。ありました、人気No.1「味噌カレー牛乳ラーメン」!迷わず注文です。

来ました!これが「味噌カレー牛乳ラーメン」!

うん、絶品!!!!めっちゃ美味い!!!関西でこの味を出したら確実に大儲けできると思います。新しいもの好きの関西人は飛びつくはずです。味噌とカレーと牛乳という仲悪そうなトリオですが、抜群のバランスです。バターも味に変化をつけてくれます。ごちそうさまでした。

青森での楽しみの1つが「浅虫温泉」です。私が小学6年生の時、国語の教科書に「貝の村の人口調査」という作品が載っていました。そこの舞台が浅虫温泉でした。当時の私は海沿いの温泉に「虫」という漢字が使われていることに違和感があり、怖いもの見たさで行ってみたいとずっと思っていました。その念願が叶うときがついにやってきました。この時間(17:30)から日帰り入浴ができる旅館を調べます・・・。ありました「辰巳館」という温泉旅館です。さっそく電話をして確認。「どうぞ、いらして下さい」との返事。

青森駅まで戻り、「青い森鉄道」の切符を買います。青森駅では【開】ボタンを押してどこの車両からでも乗り込めました。しかし、降りるときは何か雰囲気が違います。ワンマン電車のため、1か所からしか下車できないシステムのようです。周りの様子をうかがいながら地元の方の下車の仕方を見てマネをするしかありません。一番後方の車両まで移動して車掌さんに切符を見せて下車しました。笑

とうとうやってきました浅虫温泉!!いまだに「虫」が気になります。笑

駅舎内はストーブを囲んだ新しくもレトロな雰囲気。

駅前には無料の足湯があります。

Google mapを頼りに「辰巳館」に到着。

風情のあるたたずまい。

浴室にはスマホが持ち込めないので、「辰巳館」さんのHPから画像をお借りしました。

浅虫温泉の湯に浸かりながら、小学6年だった頃を思い出し、そして今までずっと常に心の片隅にあった場所に、今こうやって訪れていることの幸福感というべきか達成感というべきなのか・・・不思議な感覚に包まれます。「浅虫温泉」、フナムシとは全く関係のない歴史ある由緒正しい温泉でした。ちなみに麻を蒸していたことから「麻蒸」→「浅虫」と転じたようです。

青森駅まで戻って今日のお宿「APA HOTEL」に20:30頃チェックイン。なんと1,000円の地域共通クーポンを頂けました。

青森も駅周辺は観光客相手のお店が多く地元の方が足繁く通うようなお店が見つかりませんでした。かなりの距離を歩いて見つけたのがこのお店です。青森おでんの「なら屋」さん。

カウンター席で青森名物の「青森おでん盛り合わせ」を注文。

青森おでんは生姜味噌で味付けされています。味付けもしっかりとしていて、私にとって初めての味。日本酒にぴったり。青森おでんは戦後の冬の厳しい寒さの中で青函連絡船を待つ乗客に暖をとってもらうために、一軒の屋台が、味噌に摺り下ろした生姜を入れたことが始まりらしいです。なるほど、身体が温まります。その他にも青森の食材が色々と楽しめるお店でした。

2日目の夜もこれで終わり、明日は最終日。どんなことが起こるのか、何が待っているのか楽しみです。

コメント